君に告げるtoku-10-92020年11月9日読了時間: 1分「朝だぞ」 起きなくていいのか。彼に声をかけると、わずかに身じろぎ頭を少しもたげた。そしてうわ、と大きな口を広げて欠伸をひとつ。「ん、おはようさん」 おはようと言いつつまだ眠気が覚めないのだろうか、丸い赤い瞳が瞼で隠れている。 そんな彼の様子が可笑しくて、少し吹き出してしまう。 「何笑ってんだ」 「いいや、なんでも」
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